『ニートの歩き方』読んだ

 ちょっと前流行った「インターネットで世の中は変わるぜ!」系の話かと思ったけどそんなことはなくて、もっと現実に即した話だった。
 読んで良かったとおもう。


 人類が生まれた頃は「生きるために生きる」みたいな生活をしてたはずなのに、生きるために働くとか、働くために生きてるわけじゃない、とか考え始めるのはけっこう不思議な感じ。


 実際、実家に住みながらのんびり働いてても生きていけるわけ。なのにそれじゃダメだって気持ちがどこかにあって、そういう固定観念みたいなのが自分の中ですごい邪魔になってる気がする。ただ生きてるだけじゃなくて「頑張らなくちゃいけない」みたいな感覚、というか強迫みたいなのが染み付いてるんだなあ。


 この本に載っている生き方でうまくいかないのは、人に嫌われるタイプの人間だな。コミュニティやネットワークで生きること前提だから。ニートになるのって人付き合いが苦手な人だと思うけど…そうでもない人もいるのな。
 どこに行っても嫌われる人間はどうやって生きていけばいいんだろうな。